ビーフンとは米麺と書きます。今、流行りのベトナムのフォーなども米からできた麺です。私の実家ではとても馴染みの深いものでした。母が焼きビーフンが大好きだったから、中華街に行くと子ども心に華やかな五目焼きそばや汁そばを食べたかったけれど、いつも締めはちょっと地味なビーフンでした。今考えてみると母の祖父が台湾と縁が深かったからなのでしょうか。今となってはわかりません。家でもよく作ってくれました。また、父が台湾の大学で年に一週間ほど授業をするので、私は20代後半、父の秘書代わりに台湾について行きました。大学は新竹という地区にあり、確か台北から30分ほどの場所で工業特区でシリコンバレーのような地区でした。けれども、そこは、なんとビーフンの本場でした。日本にも新竹米麺はたくさん輸入されています。父と母が他界して、もう何十年経つけれどビーフンを作る時は新竹米麺を買い求めます。そして、父のこと、母のこと、色々思い出しながらビーフンを作るのです。
材料 2人分
- 新竹米麺 150g ぬるま湯で戻しておく
A
- ごま油 大さじ2
- 長ネギ 5㎝ みじん切り
- 生姜 1片 みじん切り
- ニンニク 2片 みじん切り
その他の材料
- むき海老 6〜匹 下処理しておく
- 玉ねぎ 半分 千切り
- ニンジン 1/3 本 千切り
- もやし 100g
- ニラ 半束 ざく切り
- 椎茸 3個千切り 写真ではしめじです
- オイスターソース 大さじ1
- 干しアミエビ 大さじ3
- 顆粒中華だし 小さじ3
- お湯 100ml
- 塩胡椒
作り方
- 大きめのフライパンにてAを合わせて弱火でじっくり香味油を作る。
- 中火にあげて、まず玉ねぎ、海老、ニンジン、椎茸を炒め、最後にもやしを投入したら、お湯を入れ素早くアミエビ、オイスターソース、顆粒中華だし、最後に戻した米麺を入れる。
- 麺をほぐしながら水分を含ませるように全体を炒める。
- 水分がほぼなくなったらニラを入れ塩胡椒で味を整えて出来上がり。
*注意
あまり強火で炒めると野菜が過熱しすぎてしまったり、米麺が十分に味を含まないうちに水分がなくなってしまいます。火加減にご注意を。
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