渋皮煮を一生懸命研究したのは栗のテリーヌを焼きたかったからなんです。しかし残念ながら10月末は体調が悪くなってしまって、新しいケーキのルセットを考える余裕がなくなってしまいました。だけど、毎月、ケーキをお届けしているところにケーキが届けすることができなくなってしまいます。さて、困った。苦肉の策で先月のイチジクのカップケーキのルセットをベースにより栗の味が引き立つようなカップケーキを作ってみようと思い立ちました。でも、まぁ、張り切って小布施からお取り寄せした小布施の平松農場の最高級品「銀波3L」の渋皮煮はたとえホットケーキミックスのカップケーキでもすばらしく美味しかったことでしょう。工夫したルセットが吹き飛んでしまう美味しさ。栗に完敗でした。来年は渋皮煮に負けないようなしっかりボディーのテリーヌ研究しなくちゃ!と心に決めたのでした。
材料 カップケーキ型12個取り単品内寸直径47㎜(30㎜)分
薄力粉 200g スーパーヴァイオレット推奨茹で栗のパウダー 80g *1
バーキングパウダー 小さじ2
無塩バター 100g
きび砂糖 100g
卵M玉 2個
生クリーム 80g
栗 12個
*1 茹で栗のパウダーは 圧力鍋で栗を剥く栗を茹でるを参照に茹で栗を作り鬼皮、渋皮を剥きフードプロセッサーかブレンダー、すり鉢などで粉状にして、一晩パットなどに広げ乾燥させて粉状にしておく。80gだと10個ぐらいパウダーにすれば余裕です。
作り方
- ボウルにバターを入れて軽く泡立て器もしくはハンドミキサーで撹拌する。
- 1にきび砂糖を入れてバターがふわふわになるようよく撹拌する。
- 2に少しづつ卵液を加え全体を泡立てるようによく混ぜる。
- 3にふるった薄力粉を半量加え生クリームを半量加えてゴムベラで全体をなじませる。なじんできたらまた半量の粉と生クリームを加えて底からゴムベラを大きく切るように動かして全体をよくなじませる。
- 4に栗のパウダーを加えて全体的によく混ぜる。
- 型に生地を流し入れる。
- 渋皮煮の水気はあまり拭き取らず生地の真ん中に埋め込むように配置する。
- 180℃のオーブンで20〜25分焼く(使用のパナソニックビストロは高温になるようなので通常180℃の設定ですが実際は170℃で20分焼いています)
- 焼けたら型から外しケーキクーラーか網の上に乗せ冷ます。
- 焼き立てよりも一晩熟成させた方が美味しい。
手前に写っているのは栗パン 前出の牛乳パンの生地で 渋皮煮を包んで焼いたもの |
お友達とコーヒーを飲みながら お友達の作ったお弁当と 屋外で食べる秋の1日に |