叔母の親友のココちゃんが教えてくれたチーズケーキ。めんどくさがり屋さんでも焼ける簡単ノンスケールケーキ。実はこのケーキを初めて食べた時、私はガラスの10代でなかなか気難しい娘だった。ママが大嫌いでいつも喧嘩しては泣いていた。ママはすごく優しくて懐も深いけれど、強烈で頑固で常に常に戦う人だったから勝てるわけがないのです。そんなの時にピアノの先生をしていた叔母とピアノを弾きながらお茶をする時間がとても愛おしかった。私の茅ヶ崎の実家は敷地が広く親戚一同で住んでいる同族村のようなところで、叔母が留守でも私には家以外にも居場所があった。私の話を聞いてくれる大人や従兄弟や再従姉妹がいたのだった。現代社会は核家族ばかりで、親戚のつながりなどめんどくさいだけだと思っている方が大半でしょう。でも、この日の夕方、生き辛い10代まっさかりの私に叔母から「ココがチーズケーキ焼いてくれたからおさんじにいらっしゃい」と電話があって、しぶしぶ叔母の家へ行くことにした。お年頃なので太りたくないからケーキなど食べたくもないが本心。でも、玄関を開けたら、すごくいい香りがして叔母とココちゃんがすごく楽しそうにおしゃべりしていた。たぶん二人は今の私と同じ年頃だろう。いじめられたり、いじめたり10代の女の子は全くやってられない。でも、二人はその頃からも大親友なのだ。ココちゃんがオーブンを開けた。焼きたてをすぐ食べないとしぼんじゃいから急いで!と急かされて熱々のふわふわのチーズケーキを食べた。なんて、美味しいのだろう。なんて、しあわせなのだろう。ケーキって人をしあわせにする力があるのだな。私はそれからケーキを焼くようになった。もちろん、このチーズケーキもココちゃんにレシピをもらいもう何100回と焼いているのだろう。私の焼くケーキで誰かがしあわせを感じてくれるといいなと思い続けて。
材料
- クリームチーズ 200g 雪印メグミルクはワンパッケージ
- 生クリーム 200cc ワンパック
- 卵 3ヶ
- グラニュー糖 120g
- 薄力粉 40g
- レモン汁 少々
作り方
- 室温に戻しておいたクリームチーズをよくホイップする
- 1に残りの材料をすべて入れてよく混ぜる
- 耐熱皿にワックスペーパーを敷き2を流し入れる
- 180℃にプリヒートしておいたオーブンに4を入れる
- 170℃に落として45分から一時間ほど焼く
焼きたてはスフレのようにふわふわです
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